Excel初心者が仕事で最初に覚える操作
「毎回検索しながら作業している」状態から抜け出すための、最初の1週間。関数を暗記するのではなく、一番使う操作を実務データで1回ずつ試します。
この記事でわかること
- 仕事で困りやすい表の整え方
- 最初に覚えると得な関数3選(SUM / COUNTIF / XLOOKUP)
- ピボットテーブルで集計を自動化する流れ
- やってはいけない使い方(共有ファイルの勝手な書換えなど)
- 7日で定着させる練習順
1. まず「1セル1データ」の表を作る
集計しやすい表の基本は、見出し行を1行目に置き、1つのセルに1種類の値だけ入れることです。たとえば「担当:山田(営業)」のように名前と部署を1セルにまとめると、あとで絞り込みや集計ができなくなります。部署は別列に分けましょう。
表がこの形になっていれば、後の関数もピボットテーブルも迷わず使えます。
2. 最初に覚える関数3選
SUM:合計
=SUM(C2:C100) で範囲の合計を出します。日報や売上の集計の基本です。
COUNTIF:条件付きカウント
=COUNTIF(B2:B100,"山田") で「山田の件数」を数えます。担当別の処理数を把握するのに便利です。
XLOOKUP:参照して値を取る
=XLOOKUP(探す値, 検索列, 取得列) で、別表から部署名や単価を引っ張ってきます。VLOOKUPの左側限定や列番号指定の弱点をカバーします[1]。
XLOOKUPは Microsoft 365 および Excel 2021 以降で利用できます。それ以前の環境では VLOOKUP や INDEX/MATCH で代用してください[1]。
3. ピボットテーブルで集計を自動化
データが溜まったら、[挿入] → [ピボットテーブル] で「担当別の合計」「月別の件数」などを数秒で集計できます。関数を並べるより早く、ミスも減ります。練習用に Excel関数チートシート も用意しています。
4. やってはいけない使い方
- 他人と共有中のファイルを、通知なく大幅に書き換える
- 数式の結果をコピーして「値貼り付け」せず、参照元ごと削除する
- 個人情報や機密データを、許可なく外部に持ち出す形で保存する
共有ファイルは上書きの影響が大きいため、修正前に担当者へ一言伝えるのが実務の基本です。
5. 7日で定着させる練習順
- Day1:よく使う表を開き、列見出しを整える
- Day2:SUMで合計を出す
- Day3:COUNTIFで担当別件数を数える
- Day4:XLOOKUPで別表から値を引く(環境が未対応ならVLOOKUP)
- Day5:ピボットテーブルで集計する
- Day6:自分の業務ファイルに同じ手順を当てはめる
- Day7:使えた場面をメモし、来週も同じ操作を使う
参考・出典
- [1] Microsoft サポート「XLOOKUP 関数」(利用可能バージョン・構文)— support.microsoft.com(確認日 2026-07-17)
- [2] Microsoft サポート「ピボットテーブルを作成する」— support.microsoft.com(確認日 2026-07-17)
出典は機能の存在・構文・利用可能バージョンの確認にのみ使用しています。数式の挙動はお使いのExcelのバージョン・言語設定により異なる場合があります。
よくある質問
Excelを覚えるのに何から始めればいいですか?
まずは表の整理(列見出し・1セル1データ)と、SUM/COUNTIF/XLOOKUPの3つを覚えるのがおすすめです。これだけで日常の9割の集計に対応しやすくなります。
XLOOKUPはすべてのExcelで使えますか?
XLOOKUPはMicrosoft 365(旧Office 365)とExcel 2021以降で利用できます。それ以前のバージョンではVLOOKUPやINDEX/MATCHで代用します。古い環境ではご自身のExcelのバージョンを確認してください。
関数を全部覚える必要がありますか?
いいえ。よく使う十数個を覚え、あとは都度ヘルプや公式ドキュメントで確認する運用で十分です。暗記より「何がしたいか」と「それに合う関数の名前」を結びつけることが先です。
次の一歩
記事の練習を、7日ロードマップで毎日20分続けましょう。